東京発Webシステム開発会社TDTCの徒然ブログ

最先端技術-ブロックチェーンとその応用

最終更新日時:2025.01.10  記者:斉藤健史

今回のコラムでは、以前より時折耳にはするがその中身については十分に理解できていない代表例の一つ、「ブロックチェーン」技術につき可能な限り分かり易くお伝えします。


ブロックチェーンとその応用(はじめに)

ブロックチェーン技術は、日々新しいソリューション・サービスを誕生させています。今回のコラムを通じて、同技術に興味関心を持って頂けたら何よりです。


ブロックチェーンとは?

ブロックチェーン(Block Chain)とは、あるサービスに関して、①匿名な二当事者間の取引内容を電子的データ(数値、文章や画像など)として発生順に時系列で正確に記帳し、②何時でも、(インターネット上)どこでも誰でも閲覧可能な特別な台帳(分散型台帳)として公開共有(または衆人環視状態)し、③記帳が台帳一冊分(1ブロック)埋め尽くされて終える毎に新台帳を用意し、④旧台帳と新台帳がバラバラにならず時系列の連続性が失われない様に両者を堅牢な鎖(チェーン)で綴る形で全データの履歴を蓄積していく技術上の概念を指します。

ブロックチェーンの運用は、取引主体となる参加者達のサービス利用と、取引内容の正当性を認証する検証者(バリデーター Validator)らで構成されます。


ブロックチェーンのメリット・デメリット

ブロックチェーンは、その仕組みの特性上、①匿名性、②検証可能性、③不可逆性(データの遡及改ざん不可能)、④堅牢性(暗号化された高セキュリティ)や⑤非中央集権性と言った長所が挙げられます。

一方、そのサービスを維持するにはバリデーターの貢献が必須となり、当該サービスの人気度が上がるに従い①より高性能な専用機器が必要となり、②より大容量電力を消費し、その結果、③バリデーターの参入障壁が上がることで非中央集権性が現実的には希薄化される短所が挙げられます。


ブロックチェーン技術の具体的な応用例

ブロックチェーン技術の具体的な応用例として、①数値データの取扱いではビットコインやイーサリアムに代表される暗号通貨が、②文章データの取扱いでは不動産登記や公文書が、③画像データの取扱いではNFT(Non-Fungible Token)に代表されるデジタル・アート作品が、④その他重要データの取扱いでは食品トレーサビリティや医療カルテ履歴等への応用が挙げられるなど、日々多くの新サービスが誕生しています。


ブロックチェーンとその応用(まとめ)

今回のコラムでは、ブロックチェーンにつき特集して参りました。一見すると難解で自分には無関係に思えるこの技術も、様々な形で日々私たちの日常生活に浸透しております。皆様の理解と関心が少しでも上がり、今後ブロックチェーンを基にしたソリューション・サービスに注意が向けられれば何よりです。


※本コラム内に掲載される全てのコンテンツは、あくまで投稿時点における当サイト運営者個人の見解に基づくものであり、その内容、詳細、数値データなどに係る情報源、正確性、即時性および適性に関して何ら保証されるものではありません。

※本コラム内に掲載される全てのコンテンツは、事前の予告無しにその一部ないし全部を訂正、修正、変更、削除(掲載中止)または追記される場合がございます。

※本サイトのご利用によって生じたあらゆる結果、責任、負債、損害および損失等に関し、当サイト運営者は、理由の如何を問わず一切の責任を負いません。

※本コラム内の一切の著作権は、当サイト運営者に帰属します。

※本コラムの無断転載は、固くお断りします。